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『ONE 〜輝く季節へ〜』レビュー②(茜ルート前編)



共通ルートで何となくフラグ回収をしているうちに態度が軟化してきた茜。
困った顔もかわいい。


放課後に茜と出掛けようとしたら澪がきらきらした目で見てきました。
人懐っこい子だから他ヒロインと絡むことが多いのかな。
それはともかく同級生の主人公に対しても基本敬語な茜がたまに覗かせるタメ語、いいぞ。


茜の長い髪を編ませてもらう澪(なおヘタクソ)。いいぞ。
茜は無口だけど冷たいわけじゃないのがとてもいい。


初対面から決めすぎていて説明をすっ飛ばしていたが、茜はなぜか雨の日になると傘を差して空き地に佇んでいる不思議ちゃんだ。
一緒に昼食を取り、一緒に下校するようになってもなかなか理由を明かしてくれない。
ただピンク地に水玉の傘が印象に残り続ける。

そうこうしているうちに期末テスト週間に入り、クリスマスが近付く。
茜は別に勉強が得意というわけではなく、「英語は苦手です」などと不安げな様子を見せてくれるのが等身大でとてもいい。


茜にクリスマスプレゼントはあげられるのだろうか?
放課後に寄った商店街で茜が立ち止まったのは大きなぬいぐるみが飾られているショーウィンドウ。
仕方ないなあ買ってやろう…と思ったらまさかの50万。どんなぬいぐるみだよ。

茜には諦めてもらい、すごすご帰ることに。


学期末目前にして突然の新キャラ。
無視しようとしたが茜の幼馴染らしいので無視できず。
茜の幼馴染らしいので仲良くしなければならないのだが、主人公とはそりが合わない模様。


他校生のくせにずかずか学校に上がり込み、外堀を埋めていく幼馴染。
名前を書き忘れていたが柚木詩子(ゆずきしいこ)という名前らしい。
最近茜の顔を見ていないとかで心配して押しかけてきた生粋のお節介焼き。

しかしこのタイミングで現れたということは、クリスマスに向けて主人公と茜の関係を取り持ってくれるにちがいない。
期待してるぞ柚木詩子。



あっ、みんなでパーティするパターンかぁ…。

それも「パーティしたいから主人公の家貸せ」という涼宮ハルヒ並の強引さ。
いやしかしファインプレイだ柚木詩子。これで茜を家に呼び込める。
この日は終業式で、明日からは冬休み。何をしても平気というものである。わくわく。

って茜!?
今そういう伏線っぽいセリフはやめてくれ頼む。


正直焦ったが澪が参加するということもあり、最後には折れてくれた。
えらいぞ、澪。

ということで、主人公(の叔母さん)の家で茜・詩子・澪とクリスマスパーティを開くことに。
それから何やかんやあって澪と主人公が力を合わせてケーキ作りをするはめになる。


が、このざまである。
澪はずっと包丁を握ってにこにこしている。作るのケーキだぞ?


慌てる主人公に陰からアドバイスをくれていた茜(実は料理が得意)だが、頼み込むとやはり折れて手伝ってくれた。
里村茜は押しに弱い。うん、いけるな、これは。
エプロン姿のスチルもあり、様になっていてかわいかった。

みんなでケーキを食べ、お酒を飲み(!)、クリスマスの夜は更けて…

えっ帰んの!?

と思ったら茜1人で戻ってきてくれた。
思わずガッツポーズをしたが後片付けをしにきただけとのこと。
ちくしょう、ありがとう。いい子だなお前は。

そこからの帰りはさすがに送っていくことに。
12月下旬だが天気は雪ではなく雨。いつもの傘を差した茜と、いつもの場所に差し掛かる。

重い口を開き、いつもここにいる理由をようやく教えてくれる茜。


あー……。
知りたかったような、大体わかってたけど聞きたくなかったような。
茜にはかつて離別した幼馴染がいて、その男が今も茜の心に住み着いているのだ。

(とかショックっぽい書き方をしたけどそんなにショックでもない。最終的に自分の元に戻ってきてくれるならむしろアツい展開)
(…戻ってくるよね?)


クリスマスから一気に年が明けたが、茜の頑なな態度は変わらない。
主人公はついに、自分の中にある悲しい気持ちに気付く。

遅いよ!!!

(後編はこちら

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